エクステ事情

女性の間では、当たり前のオシャレアイテムとして使われている　‘‘エクステテンション‘‘‘ですが　男性にとってはあまり馴染みのものではありません　

た またま　昨日テレビで知ったのですが、エクステは人間の髪の毛だった事に驚きを感じました もちろんエクステは店頭に並ぶ商品ですから、それに関わる商売人がいる事はわかります　番組では、アメリカのエクステバイヤーと1人の女性が自分の使って いるエクステは　何処の誰の髪の毛であるかを、逆リサーチすると言う内容でした

2人は専門機関に髪の毛を分析してもらって、場所を絞り込み最終的には　その本人に会う事となったのですが・・・・・

髪を分析することで、特定の地域や魚をよく食べていることがその成分から判明し、川辺の近くで生活をしていることなどがわかるそうです　　その持ち主の女性は インドの南部のまさに川辺近くに生活の拠点をおいてました　

そ して、　髪の毛を売った理由を語っていました　インドはたいへん信心深い国です　同時に貧困差も激しいことも事実ですが貧しい層の人たちが家族の生活の為 にとか、子供の病気の治療費を捻出する為に・・・自身の髪の毛を神様に奉納する形で寺院に出向き、その場でお坊さんの手で　髪を剃る光景が何とも言いがた い場の空気をかもし出していました

女性にとって　髪は大事なもの、これはおそらく万国共通のことだと思います　　生活の事情とは言えなかなか出来ない事ではないでしょうか　　髪を剃るこの場に、バイヤーと同行したその女性は　言葉を失っていました

寺 院のある場所には　奉納された髪の毛が山のように積まれていました　寺院はこの髪を売って得たお金で貧しい人々に無償で食事を取らせていました　所変わっ て、ロシアの少女からバイヤーに髪の毛を売りたいとの申し出がありました　後日バイヤーがその少女のもとを尋ねたときの映像も紹介されていました

髪の毛の売買価格は　パーマや染めたりしていないダメージの少ない質の良い物が高く取引されるそうです　バイヤーはその質の高さに、通常の5倍の値段をつけました　日本円にして　15000円です　これは少女の住む地域の1ヶ月の生活費に相当する金額だそうです　

少女は、子供なりの理由をこう言ってました　「　長い髪に飽きたから・・・　」

これが真意かどうか　映像の中だけでは判断しがたいものはありますが　とにもかくにも　エクステという一見華やかな、オシャレなアイテムにも　その裏側には、断片的ではありますが以上のような背景もあることも事実です

エクステに無縁な男子のちょっとした気付きです

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